ギターへの愛が止まらない。
最近、ギタリストの生演奏を聴くことがとみに増えてる。そういう時間が自分の中でかなり優先度高いことになってるので、興味引かれるライブがあればひとりでも出向くくらい、かなりのめり込んでる。
ここ1ヵ月だけでも、京町堀の小さなブラジルバー「ショビシュバ」であった鈴木大介さんのエチュード発売記念LIVE、兵庫県立芸術文化センター神戸女学院小ホールであった山下和仁&紅弓デュオ・コンサート、岸和田浪切ホールであった大萩康司さんプロデュース「ギターサミット」。
うーん、贅沢!耳なじみのあるギター曲も着実に増えてきてるから、それをこう弾くのね!という聴き方ができるようになってきたし、やはりプロが奏でる音の迫力・美しさはからだに電流が走るようなパワーがある。これぞ今の私にとっての贅沢時間。
ギターのおかげで岸和田に初上陸。
プロの演奏の合間に、教室主催のアマチュアの演奏会にも足繁く通い、選曲・衣装・弾き方、、、自分に取り入れたいこと、たくさん学ばせてもらってる。
去る日曜日、教室主催のかなり力の入ったコンサートが、わが豊中市にリニューアルオープンしたばかりの豊中市立文化芸術センターであった。会場に入ると木の香りがぷんとするすばらしい舞台で格調高いバロック音楽(ヘンデルの「水上の音楽」とバッハの「小フーガ」)を合奏団のひとりとして弾くという貴重な経験をさせてもらった。こんなハイセンスなホールを建てちゃう豊中市、ブラボーです。
5月にはデュオで「Street of London」を演奏した。ラルフ・マクテルが自身のヨーロッパヒッチハイク旅を歌い、70年代にヒットした楽曲(https://youtu.be/DiWomXklfv8 )を、かのジョン・ウィリアムズがかっこよくアレンジしたギター二重奏曲。イントロ8章節はわたしのソロで始まる。ここさえ乗り切れば万事OK!くらいの気持ちで弾きはじめたんだけど、気持ちよく弾ける時ってのは楽譜じゃなく風景が見えるんだってことを体感できるくらいに、ずいぶん楽しく弾き通せた。いつも安定感たっぷりに弾いてくれる同世代ギターパートナーとめぐり合えたわたしは幸せもん。
しかも今回は発表会のトリを飾らせてもらえたので気合いも入り、おそろいの衣装をZARAで調達して臨んだところ、これがえらく好評で。上下とも黒ずくめの衣装で弾く人がほとんどのクラシックギター界にあって、身長ある2人が花柄ロングワンピで登場ってのはなかなかインパクトあったみたい。
クラシックギターのとかく地味なイメージを払拭したい!
これは、わたしがかねがね強く思ってること。
フィギュアスケート界でいうと荒川静香さんの衣装センスがピカイチだったように、衣装のチカラってあなどれない。だから目指したいのはクラシックギター界の荒川静香。
キュヒさんのハイセンスな衣装選びにはいつもうっとりだけど、ベラルーシ人で世界的に活躍する ギタリスト Tatyana Ryzhkova(タチアナ・リツコヴァ)も、曲に合わせたコスチュームやヘアスタイルがいつもバツグンに素敵で、ひそかに大注目。ウーマンギタリストとして、そこは大いに楽しみたいから。
午後のレッスン室で先生とカルリの二重奏曲「3つのノクターン」なんかを弾いてると、美しさに我ながらうっとりする。ソナタ、バッハ、、、etc. 新しい曲をもらって楽譜をみていくことにドキドキするほど。
次はソロ演奏が6月末に控えてる。半年ほどかけて弾いてきたタレガの名曲「アラビア風綺想曲」の仕上げ。キュヒさんから直々に指導してもらった曲でもある 。これを自己ベストに仕上げ人前で弾ききることがギター的2017上半期のゴールなので、自分へのごほうび「南の島への旅」をちらつかせながら、もうひと踏ん張り曲磨きにいそしむ、まだまだ風が爽やかなのがありがたい今日この頃です。
タチアナが弾く「アラビア風綺想曲」 でイメトレ。