4月
24
本と花とカタルーニャのこと
4月23日はサン・ジョルディの日でした。スペインはカタルーニャ地方(バルセロナはその州都)の風習で大切な人に美と教養、愛と知性のシンボルとして、男性は女性に1本の薔薇を、女性は男性に1冊の本を贈るバレンタインのような日。ここ大阪でもそんなロマンティック気分を味わえるポップアップストアが出るとのことで、カタルーニャラヴなわたしはすっかりエキサイト!
ちょうど読みなおしたいと思ってた「ノルウェイの森」ハードカバー版が贈りものにふさわしい本としてセレクトされてたから、これは今読めってことなんだわと、でもなぜか上巻だけレジに持っていったら「下巻も読むでしょ?つけときますよ」って小粋な対応をしてくれたのは北摂の小さな書店 blackbirdbooksさん。ハッピーサンジョルディ♡
そういえば「ノルウェイの森」ってスペインでのタイトルは「Tokio Blues」なんですよね。こないだバルセロナから来日してた友人も、ハルキが好きでたくさん読んでるって言ってたけど、もちろん彼女の中では「Tokio Blues」であって「Norwegian Wood」じゃなかった。「Norwegian Wood??? そういえばそんな副題ついてた気もするね、、、」って。
バルセロナで過ごした2014年の夏。
Airbnbステイ先のさり気ない本インテリアにときめき、
街なかのあちこちに置かれたベンチで夕風にあたりながら読書した時間、
近所で日曜ごとに開催されてた大きな本の蚤の市、
小さな部屋に暮らしてる感を出したくて花屋に寄って帰ったこと、、、etc.
今思うと毎日が本と花に囲まれたサンジョルディだったような。
本や花を贈ること、もっと日常でもやっていきたい。