夏、真っ盛り。ひっどい暑さだけどこの夏はがっつり日本にいるし、例年のように外国に出たい気持ちもわきおこらず、先週は奈良の山村で川遊びだったし、先月からは飲食店アルバイトも始め、これはこれで生活に新たなリズムができ結構気に入ってる。

かつては「日本の夏はあまりに生き苦しすぎる!」「もっと生きやすいところで夏いことする!!」と息巻いてバルセロナに飛んだし、スペインに恋して帰国した直後は大阪での日々がひどく色褪せて見えたものだけど、今ではいたって大阪での日々に満たされており、むしろ日本回帰モードになってるんだから「時間は最高の薬」とはよく言ったものです。

✴︎カラフルなバルセロナ暮らしも見てね →  LIFE IN BARCELONA

この大きな心境変化には思い当たるフシがある。

そのひとつは今年になって海外ゲストをもてなす機会が続いたこと。スペインとノルウェー、わたしがここ数年で出向いた街で出会った友人が 3組も別々のタイミングで日本に遊びに来てくれた。ならばと、ありったけの知識とネットワークを駆使して精力的にアテンドした時間は私にとってもディスカバーJAPANとなりありがたかったのですが、 → JAPAN ART ISLANDS    KOYASAN

そんな時間を過ごす中で強く感じたことがある。それは、わたしが彼女たちが暮らす街やカルチャーに強くあこがれていたのと同じくらい彼女たちも日本や日本ならではのモノやコトに強くあこがれてるってこと。お寿司、天ぷら、しゃぶしゃぶ、、、和食のおいしさ美しさ食べ方の所作、漢字の美しさ、黙っててもサーブされる麦茶やおしぼり、電車待ちできちんと列をなすこと、、、日本のあたりまえも彼女たちにしたらいちいち「ビューティフル!」「アメイジング!」の対象。

ヨーロッパの美しい街並みを体験した後では日本ったら、、ととかく卑下しがちだったけど、そこで暮らす同世代の女性と出会いいろんなことを語らえる間柄になってみたら、彼女たちも自分の街を愛しつつも雰囲気が大きく異なる日本や日本ならではのカルチャーを激しく憧憬していたし、もっと言うと、暮らしている場所は違っても、仕事、恋愛、生き方、全く同じようなことで悩み楽しんでいた!

わたしがあこがれるばかりでなく私の日常も誰かのあこがれの地。身近な友人からそう再認識させてもらえたことは海外文化を礼賛しがちな私にはここ数年来の大きな収穫にも思える。そんな友人たちの存在もあってヨーロッパへの心理的な距離もぐんと縮まってるから行きたくなったらいつでも行ける、ただ、今はその時じゃないなという心境。(こんな気持ちもちょっとしたきっかけでまたすぐ変わるのだろうけど)

そんなわけでこの夏は地中海でもカリブ海でもなくリピーターになりつつある奈良の山村でぷかぷか川に浮かんだりしてる。(なぜ奈良の山村なのかはあらためて書きたいテーマ)

書きそびれていたこの夏の心境をやっとこさまとめたと思ったら世間はお盆休みムードとな? 私はぼちぼち仕事 + 毎晩バイト(むしろ書き入れ時!)。でも8月後半はギターコンサート出演や通訳スタッフとして関わってる六甲山国際写真祭とイベントが続くのでエキサイティングな香りがしてます。

Thanks my dear friends from Europe!! You guys are affecting how I see my own country in a positive way.

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