ツキにめぐまれた2017上半期のこと
2017年も半年が経ちましたね。上半期ごくろうさん旅と称し、梅雨明けしたばかりの宮古島に来てます。本とLabdienのリネンワンピースをバックパックに詰め込んで。
今年の上半期はなにかと仕事が充実してた。ツキというものがあるのなら明らかにそれがまわってきてたなと。
まずは年末に念願の書籍翻訳のお仕事が決まり、お正月気分もそっちのけで翻訳に明け暮れたのを皮切りに、
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理系アタマがぐんぐん育つ 科学の実験大図鑑/ロバートウィンストン著
その書籍が6月27日に発売になりました!しっかり良質な紙にオールカラープリント、ビジュアルも美しい、小学生の夏休みにあるととっても助かる一冊です。子どもさんに、甥っこ姪っ子ちゃんに本気でおすすめな内容なので、ぜひチェックしてみてください。
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年明け早々には香港に降り立ち、ギラギラ香港ネオンがきらめくビルヂングで投資家折衝の通訳という緊張感あふれる現場を体験させてもらい、香港一二を争う富裕層とのつかの間の時間を過ごしたり、
春にはアジアの食のイノベーターらが集う国際カンファレンス「Asian Round Table」での通訳、
そしてここ最近は、よしもと芸人さんのテレビロケ付き通訳をレギュラーでやらせてもらってる。一から十までひと言も漏らさず訳すべきビジネス通訳とは違い、ロケ進行を妨げないよう(これが一番大事!)番組づくり的にネタになりそうなところに絞って訳し、テンポよく笑いにつなげるというエンタメ通訳。大笑いしながらも集中力が求められるけど、なんとも大阪的な仕事で気に入ってる。
がっちりビジネス系からクリエイティブ系、お笑い系まで、チャンレジングな通訳現場を踏ませてもらえ、得も言われぬ緊張感を味わいながらも各界の第一線で活躍する方たちとの出会いはなんとも刺激的で楽しかった。
メインの翻訳も、THE BIG ISSUEの社会派記事翻訳、ローカライゼーション等など依頼が絶えない日々。嗚呼、なんてうれしいこと!
先日、翻訳者を目指してるという方からわたしがどうやって今の状況に至ったのか話を聞かせてほしいとコンタクトがあり、ちょっとだけ先輩ヅラして経験談を話させていただくという機会があった。2012年夏から始まったわたしのフリーランス生活をあらためて振り返ったら、その時々で主に担当してる仕事内容も心持ちもずいぶん変化してきたなと。ブログに残してた文章を読み返してもそれは明らか(→キーワード「フリーランス」「翻訳」で過去記事をたどっていただければ!)
そしてここ最近は、翻訳 80% + 通訳 10% + ウェイトレス 10%(もう1年続いてる!) という、わたしなりに心地よい在宅&外仕事のバランスがキープできてて心身ともにとてもヘルシー。
5年間、最初こそ来るもの拒まずでいろんな案件を受け、そのどれもがチャレンジで、いろんなクライアントさんと仕事してきたことで、自分にできることできないこと、進んでやっていきたいことそうでないことが徐々に見えてきて、その頃と比べると強気で交渉できてる自分がいる。ここまでに近道はなかったなと強く思う。未経験のちょっとキャパオーバーじゃね?と思える依頼を受けた時にも、いつのまにやら不安を上回る自信がついてるらしく、「やらせてください!」と言えるようになってるし、それがこの半年のワクワク案件の数々につながってるのかなと。
さて、南の島で1週間充電したら、2017年後半戦。下半期もまわってきてほしいものです、ツキ。