海外の美しいコーヒー雑誌に触発されて
(最近、あたまのなかでアイデアだけがぐるぐるしてることがあって、今日はそれを整理しがてらの投稿になりそうです)「DRIFT」 という最高にクールなNY発のコーヒーカルチャーマガジン。この雑誌に出会ったのはアムステルダムのカフェTOKI でした。
おいしくスペシャルティコーヒーを飲んでいた時、テーブルの上に置いてあったこの雑誌を偶然手に取ってみたら、その美しいビジュアルと読みごたえある内容に引きずり込まれ、ちょっと休憩のはずがコーヒータイムもすっかり長引き、でも心満たされるひと時を過ごしたことを覚えてる。
「コーヒー屋から街を知る」をコンセプトとした雑誌で、Vol.1がニューヨーク、Vol.2が東京、そして発売になったばかりのVol.3がハバナ(シブいセレクト!)と毎号ひとつの街にフォーカスをあててその街のコーヒーカルチャーを紹介している。すこぶるクオリティ高い写真とリズミカルな文章とともに。
はじめての街を旅するとなった時に観光スポットを中心に予定を細かく立てるのではなく、まずその街で訪ねたいコーヒーショップをリストアップする。そして、それらのお店を「drift(漂流、さまよう)」しながら、街やそこに暮らす人たちを知っていく。そんな旅が好きな人をターゲットにした、まさに私のためにあるかのような雑誌なのです。
「コーヒー屋から街を知る」。これ、まさにわたしがこのあいだノルウェーでやってきたことズバリなんですよね。
観光ガイドブックすら持っていかずコーヒーショップ本だけだったし、コーヒー屋をめぐるあいまにムンク美術館やフログウェル公園などオスロの観光スポットを訪ねてた。
コーヒー屋を探しながら街を知り、コーヒー屋で会った人と会話が弾み街を案内してもらったり。いちばんたくさん買ってきたおみやげはコーヒー豆だし、帰ってきてからもオスロのアンティークショップで買ったカップでおいしいコーヒーばっか飲んでコーヒー偏差値の高い日々を送ってる。
「オスロは小さな街だから数日もあれば十分よ」オスロに行ったことある人たちは口を揃えてそう言ってたけど、コーヒーカルチャーで一歩先をいってるオスロの街はコーヒー屋めぐりをテーマにしてると10日では足りないほどだった。
そもそも「ノルウェーに旅してみよう」と私にひらめきを与えてくれたのもオスロ発のコーヒーカルチャーマガジン「BRYGG」だった(ブリッゲと読み「Brew」という意味)。ノルウェー語の雑誌だから日本ではほぼ入手できず、細かな内容もわからないのに、ある人の私物として見せてもらったこの雑誌の美しい世界観に強く惹かれ、こんな素敵な雑誌を生みだすノルウェーって、オスロってどんなところ? とこの目で見てみたくなった。
実際に行ってみたら、日本では入手困難なこの雑誌がノルウェーのおいしいコーヒー屋に必ずと言っていいほど置いてあって、現地のコーヒーラヴァーたちからも高い評価を受けていることを肌身で感じた。
私のようなファンが世界中にいるのでしょうね。このたびBRYGG英語版が刊行されたので、さっそく取り寄せました!
こんな具合に、最近の私を強く突き動かしている世界のコーヒーカルチャーへの興味と、強く魅せられている海外雑誌の美しい発信のあり方。日本でよくある口コミサイトやキュレーションサイトなんかとは品格が全然違って、これまでの旅で私がカラダを張って体験してきたこと、主にコーヒーにまつわるあれやこれやもこんな風に美しく発信していきたいな、そのために新サイトを立ち上げるかこのサイトをいじるか、、、見本にしたい海外サイトにうっとり見入ってる近頃です。
自分の「好き」をこんな風に美しく発信してる人たちがいるんだもんなあ。
A LIFE WORTH EATING
http://www.alifewortheating.com
PETITE PASSPORT
http://petitepassport.com
THE CURIOSITY
http://justcurioustoknow.com
ANNA KATINA
http://www.annakatina.com
わたしがこうした海外雑誌に触発されてノルウェーまで旅にでたように、情報って見せ方ひとつで人を大きく刺激し動かす力になるんだもんね。
The biggest coffee consumption per capita is Stockholm and We welcome you to test all the beautiful cafés among the bridges of water