文章って、その時にしか書けないもんだから

今年から、個人サイト「Groovin’ in My Life」のデザインをがらっと変えてみました。
SNSの短文投稿が自分のなかでは主流になってしまっており、ブログの筆が全然進まない状況が続いてたけど、今年は「書く」ことに力を入れていきたいと思ってます。

ここ数ヶ月、ヤマザキマリさんの著書を読み続け大いに感化されてるのですが、12月に出版されたばかりの「リスボン日記」、これがまたおもしろくて！ヤマザキさんが過去 (2004-2007年頃）につけてたmixi日記を再編集した内容なのだけど、テルマエロマエで爆発ヒットを飛ばす前の、いちフリーランスのリスボンでの日常でもあり。南欧の空気感に包まれながら日本との仕事をこなす難しさや、海外でお風呂を恋しく思う気持ちや、ひとまわり以上年下の異国人パートナーとの日々など、わたしも少し味わったことがあるだけに共感ポイントがいっぱい。大変なことの数々を笑いに昇華させてはるのもさすがだし、書くことで救われてはるのだなと。

そして年末、断捨離モードにのっかって大学院時代（2007-09)の資料を一掃したんだけど、自分で書いたペーパーはさすがに捨てられず。久しぶりに目を通したら、これが自分で言うのもなんだけど、よく書けていて！

「体験的エッセイ -途上国ベリーズで暮らして-」
ベリーズでの強烈な途上国暮らしを経た直後で、消化しきれない思いを書くことにぶつけた感覚はうっすら覚えてるけど、教授からも「珠宝のエッセイ！」とコメントをいただいてた。あれから10年が経った今では、こんな熱い文章は絶対に書けないよ。

「日本の家庭における強い母子関係
　　〜小説『東京タワー　オカンとボクと、時々オトン』の考察を通して〜」
「対人コミュニケーション」の課題で書いたことすら忘れてたペーパーにも教授から絶賛のコメントをもらってた！

修士論文以外にもこんな文章書いてたのか、、、

そんなことが重なり、私もおろそかになってたブログ書いていきたいなと思うようになり。アクセス数が伸びそうなコンテンツを書くライティング仕事とは別の、今思うことや自分の好きを文章にまとめておくということ。

筆がすすむよう以前から素敵！思っていたルクセンブルク人（！）ブロガーのサイトを大いに参考にしながら、Wordpressテーマも有料のにアップグレードしてリフォームしたのが今。自力なので限界があるけどとにかくシンプルにしたかった。

準備は整った。

こちら↓も院時代の成果物。それまでの人生の軌跡を図表化したLifeline Diagram。（いろいろとかたちに残した院生活だったんだな）当時からのタイトルを引き継ぎつつ、新装「Groovin’ in My Life」をどうぞよろしくお願いします。