アメリカに来てます。ずいぶん久しぶりだなと思ったら11年ぶりでした。今回の行き先はニューメキシコ州サンタフェ。この地で開催されるフォトフェスティバルに参戦する写真家さんについてワークショップやポートフォリオレビューの通訳することが私のミッション。サンタフェ。あー、宮沢りえの!ってなる人はわたしと同世代か上の人みたいです。バイト先で一緒の19才女子は宮沢りえがかつてヌード写真集出したことすら知らなかったので、、、日本よりずっと歴史があり規模も雰囲気も違うという海外の写真フェスティバル。アルル、パリフォト、サンタフェ、アンコール、テグ、etc.  知人写真家からうわさを聞くばかりだったので、いよいよそのひとつの現場を味わえること、ひたすら楽しみ。

そしてそして、約1週間の写真の祭典を終えたら、故郷ベリーズにも寄ってこようかと。20代最後の多感な時期を過ごした中米のちっちゃな国、私にとっては「SCHOOL OF LIFE」とも言える国にずっとずうーっといつか帰りたいと思ってた。というのも、2年の任期をあと4ヶ月も残したタイミングで体調の異変に気づき緊急帰国したものだから、すっかり板についてたベリーズライフをバシッと打ち切られた感がものすごかった。でもあの時、涙ながらに帰国したからこそ命拾いできたのだけど、

そんなこともあって、帰国してからもかなり長い間「ベリーズ病」だった。ベリーズ以外の外国にときめくこともなく、価値観や何が幸せなのかとかがこんがらがったのもあって大学院に進みたくさん文章を書き、将来安泰な大企業も去った。ベリーズの日常の風景を撮った写真個展も開催した。そうして自分なりにベリーズ体験を消化していった。ここ数年は他の国(主にヨーロッパ)にも足を運び、他の国も見るようにしてきた。

そこにアメリカ出張の話しが舞い込み、もしかして今なら以前よりずっと冷静な気持ちでベリーズを訪ねられるんじゃないかなと。数えたら11年が経ってた。突然の帰国が決まった時、私にとってベリーズのおかんリリーと秘蔵の日本酒ボトルをあけながら涙ながらに語らいあったことが昨日のことのようだけど、わたしは今や40。確実に11年の月日が経ってる。

今回はそのホストが当時私が暮らしていた部屋をあけて待ってくれてるという!今の私にベリーズはどう映るんだろう。何を思うんだろう。自分の反応がいちばん楽しみ。もちろん今回もベリーズのおかんと飲む日本酒はスーツケースにしのばせてきた。