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ちょっと久しぶりに仕事のことなど。
ここ数ヶ月でフリーランスとしての最初の大波を超えられた気がしている。
2月〜3月にかけて「某国際機関の報告書和訳200ページ」を心にハチマキ巻いてやりきったのをはじめ、クラウドソーシング経由でもちょこちょこ仕事を受注できるようになり、ハリのある生活を送れている。エージェント経由の仕事と違って、クラウドソーシング経由の仕事はクライアントさんと直接やりとりできるのがおもしろく、納期に余裕があるものが多いのでスケジュール調整がつきやすいのも有り難いなと感じてる。

いつか叶えたいと思っている出版翻訳。はじめてのことで想定以上の時間がかかったけど、初の企画書をなんとかかたちにし編集者さんへ。「ゼロからイチが一番大変でした」って何年後かに振り返ってたいけど、、まあこれは長期戦です。

こうしてジャンルの異なる翻訳を担当させてもらうなかで思うのは、世界各地の人々の生きざまや文化的なものを伝えるドキュメンタリー的文書だと私は前のめりになるらしいということ。そういう文章を伝えるために息吹を吹き込む作業にとてもやりがいを感じるということ。「世界の多様な価値観を伝える」そして「楽しく異文化の架け橋になる」を軸にこれからの仕事の幅を広げていきたい。

その手段のひとつとして「翻訳」がある、というスタンス。最近、新しく英文ライターの仕事をいただけ、「日本の文化・価値観」を英語で発信している。これまた普段の自分のアンテナを存分に生かせて、おもしろい。

じわじわとながら、フリーとしての仕事がまわりだしてきてるかなと感じている近頃。仕事への文句や怒りがすっかりなくなっていることに自分でも驚いている。しかも仕事にわくわくしてるなんて!

「やらされ感」が一切ないことがいいみたい。舞い込んだ案件を受けるかどうか、受けた仕事を一日のどのタイミングでやるか、いつ寝るか、いつ食べるか、いつ頑張るか、いつ休むか、すべて自分で決められる。こういうスタイルが私にはよく合ってるみたい。

自分にとっての心地よい働き方に近づけてる実感があるからか、人と比べてどうこう思うこともなくなって、ずいぶん穏やかな心境。自分の軸がブレないって、こういうことなのか。

成果物へのフィードバックもダイレクトだから厳しくはあるけど、「あなたに頼んでよかった」と思ってもらえる仕事をひとつひとつ積み上げていくこの時期を楽しみたい。

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先週末、神戸で素晴らしいジャズを聴かせてくれたメンバーたち。

一番左のピアニスト永田ジョージくんは、私が新卒で働いていた会社の同期。今やプロのピアニストとして活躍中の彼と北野のライブハウスで10年以上ぶりに再会。自分の世界観をピアノで表現してる堂々たる姿を見て、「私もいい仕事したい」って強く思った。彼の音楽をBGMに仕事に励む日々、ありがとうジョージ! 

新緑が生い茂り、私が年を重ねる季節。フリーになろうと決めたのはちょうど去年の今頃だったけど、今年の新緑もまた違った心持ちで、ひときわ眩しいです。