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このたび、初めて映画字幕翻訳を担当した。
東日本大震災の被災地をテーマにした自主制作映画『いつかのピクニック』。
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あらすじ(作品ウェブサイトより)
2011年3月11日、岩手県陸前高田市で映画を撮影していた関西在住の自主映画監督と
役者たち。彼らはそこで撮影中に震災に遭い、その映画は完成することはなかった。
それから時が過ぎ、監督は再びその仲間達を集めて撮影を再開する。
地震のために撮ることが出来なかったラストシーンをもう一度撮影し、映画を完成させるために。
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「関西人にとっての被災地」をテーマとしたドキュメンタリータッチの作品。2012年、ミニシアター系列で上映され好評だったこの作品を、海外映画祭に出品すべく英語字幕をつけてほしいとのオファーでした。

予告編をどうぞ。

 

ほぼ週1ペースで映画館に足を運ぶくらい映画好き、特にドキュメンタリー映画が好みな私には願ってもないチャンス!強い思いが届いたのか、手を挙げたたくさんの翻訳者の中から選んでいただき、飛び上がるほど嬉しかった。

脚本家さんと打ち合わせし、映画に込めた思いを直にお聞きし、帰宅してすぐにいただいた作品DVDを観て何度かうるっとなり、この感動を英語で再現しなきゃ!と奮い立った。

ロードムービーのような作りのため、セリフのほとんどは車中で繰り広げられる大阪弁満載の会話。ベリーズにいた頃、友達とドライブした時の感覚を思い出しながら訳した。
約1ヶ月、脚本家&監督さんとやりとりを重ね、このたび英語版が完成。一緒に作品を作り上げた充足感も。今後、スイスのロカルノ映画祭を皮切りに、たくさんの海外映画祭に出品予定です。

これまでも被災地に関するプロジェクトに関わらせてもらってきた。

・福島原発事故に関するTwitter上の声を英訳した「Save Fukushima, Save Our Future
・世界を代表するジャーナリスト写真家が被災地を撮ったアプリ「3/11 Tsunami Photo Project

様々な切り口で被災地の現状を海外に伝えようとしている人たちがいて、そんな試みに微力ながらも翻訳で関われることをありがたく思う。

もうすぐ字幕が入った作品が手元に届くはず。珈琲でも淹れて、初の字幕作品をドキドキ観ようと思います。