写真と通訳 – Interpretation for Photography
すこし前、2月のことですが、大好きな写真分野で通訳を担当させてもらいました。
六甲山国際写真祭を運営するRAIEC主催の「写真表現におけるコミュニケーションワークショップ」。
六甲山上に建つ別荘(内々の通称「Mei House」)に2晩泊まり込み、次々と繰り広げられる写真家やフォトエディターによるプレゼンを逐次通訳するというのが私のミッションで実にプレッシャーたっぷりだったのですが
写真家がどんな思いで作品を撮ってるのか、作品の見せ方をどう変えたらベターになるのか、ポートフォリオレビューでのアピールの仕方、フックのあるステートメントとは、、個人的にも興味深い内容について語られていく言葉を聞こえた端から訳していくことで参加者の理解が深まっていくのを実感できる場は、かなり必死だったけども、終わってみれば実にすばらしい経験でした。
ワークショップの詳しい内容は主催者が書かれたレポートをどうぞ。Mei Houseワークショップで見えたもの
バルコニーからの定点観測。一歩も外に出る暇ないくらいスケジュールみっちりだったけど、めまぐるしく変わる風景で十分に山上気分満喫でした。
カナダ人写真家Michel Huneault氏、NY拠点の写真編集者 Amber Terranovaと。
六甲山国際写真祭。
4年目になるこの夏も豪華なゲストで開催が決まっており、今年は通訳チームを率いる立場で参加させていただく予定。楽しみです。
祭りとはいえ写真表現を追求している大人たちが真剣に戦う場。作品を世界レベルのプロに見てもらい、アドバイスをもらって、パワフルな作品に変貌する瞬間やひらめきを得た時の(大人たちの)清々しい表情を何度も見てきた。
通訳していてとてもやりがいを感じられる瞬間だったりします。
年々充実度が増し、運営もプロフェッショナルになってきている写真の祭典、かっこいい動画もできてさらにいい感じです。あこがれの写真家とお近づきになれるのも役得!作品ステートメントの翻訳をご依頼いただくことも増えて嬉しいです。
来週からはKYOTOGRAPHIEも始まりますし、関西の写真好きにとってはなんともエキサイティングなことです!
ドキュメンタリー写真家 林典子さんと。
オーストラリア人写真家 Max Pamと。