遠野とサイクリングと山菜と。
岩手県遠野市を旅してきました。
仕事で訪ねたのをきっかけにすっかりこの地に惚れ込んでいる友人からの誘いだったので、
ほぼ二つ返事でOK。一泊オンリーの旅なので、伊丹から花巻までさくっと飛び、
新花巻から遠野まで釜石線の2両列車でコトコトと。
車窓からはこんな景色がずーっと続く。やさしくて雄大。
遠野に到着し、さっそくお寿司屋で三陸海岸のぴちぴちお魚をいただいて。
折しも、SL銀河(沿岸復興への希望の列車として2014年春より運行)が遠野を通過する日とのことで。走ってるSLなんて見たことないよ!というわけで、木造陸橋の上でいまかいまかと待ち構え、、
シュッポーーーッと汽笛の音とともに現れたザ・銀河。
高鳴る胸を落ち着かせながらシャッターを切る姿は鉄ちゃんさながら。いや、ほんとかっこよかったです。
無事、銀河も見れたところで、遠野の原風景を堪能すべくサイクリングでGO!
遠野郷八幡宮には流鏑馬(やぶさめ)場が。
カッパで有名な遠野。カッパはカッパでも、ここのは赤ら顔なんだって。
のどか〜な田園風景を走ってると、突如現れるシュールな光景たち。
舌がやたらリアル。
温泉でサイクリングの汗を流した後は宴へ。
山盛りの山菜をいただきながら、遠野に伝わる平倉神楽(ひらくらかぐら)の舞もたっぷり鑑賞させていただきました。
今回お世話になったのは農家民泊の「巣づくり亭」。地元の陽気極まりないおばちゃまたちと一緒にこたつに当たって。民話に唄に、あったかいおもてなしは24時過ぎまで続きました。どんど晴れ。(民話の最後に使うことばで「めでたしめでたし」の意なんだって。)
それはそうと、こちらではアフリカやカンボジアなどから長期の農業研修生を受け入れてはるそうで。田舎の方とはいえ自分たちの暮らしぶりばかりを話すのではなく、私たち宿泊客のことも聞かしてちょうだいと心がとてもオープン。フェアトレードならぬフェアツーリズムでありたいからって。相手に関心をもつ、知りたいと思う、心を開く、いわゆる異文化コミュニケーション力を感じましたよ。
そんな自家製フキなど山菜いっぱいの朝ごはん、美しや。
お食事の後は、陸前高田を訪ねました。つづく。