実に2年ぶりのブログです。ずうっとサイト更新できておらず、世の中はますますSNS全盛だし、まわりでブログ書いてる人見あたらないし、いっそクローズしちゃおうかとも思ったけど、新年を迎えた今、やっぱり自分の色々をストックできる場はホームベースとして大切にしていきたいと思えたので、(2年ぶりに)サイト整えつつ、ブログもまた書いていこうと思う(どうか年始あるあるになりませんよーに!)

まずは最近の仕事のこと。2021年のあたまに出版翻訳オーディションに合格して大きな仕事が決まったのを皮切りに、うれしいことに本の仕事が続いてる。オーディションでつかんだのは念願のノンフィクション作品。アメリカ社会の今を切り取った社会派ごりごりの作品で、合格のよろこびもつかのま、夥しい原稿量に、政治、心理学、哲学と濃度1000%につまった情報量、内容をしっかり理解しないことにはこなれた訳なんてできるはずもなく。。苦しみ抜いたあげく1冊訳し切ったときには季節が3つほど過ぎてました。26万字(原稿用紙650枚!)の大作、今年中には刊行されるハズなので、また追ってお知らせできればと思います。

さらにさらに。数年前に刊行された訳書『理系アタマがぐんぐん〜』をきっかけに別の出版社からお声がかかり、子ども向けの科学の読みものを出版したい、あの楽しいトーンで翻訳をお願いできないかと指名でオファーをいただけて!コロナコロナのご時世ながら、私の心は喜びでいっぱい。しかも、こちらの手が空くスケジュールを待ってくださるとゆう寛大な対応で(涙)。

2冊を同時進行できるなんて、まさにドリームジョブ。まあ、人生でいちばん勉強したんじゃないかなというくらい調べものの嵐で脳ミソ酷使したけど、なんとか秋になる頃にはまるっと2冊の訳出を終えほっとした矢先、同じ出版社からぜひ次の作品もご一緒したいと新たなオファーをいただけ、3冊目がスタート。今に至ってます。

編集者さんと力をあわせて生み出した日本語テキストに、校正者のチェックが入り、本文デザイン、イラスト、装丁がほどこされ…各分野のプロの力を結集させて1冊の本がかたちになってゆく。ウェブ記事なんかより世に出るまでにかなりの時間を要するけれど、紙の本づくりには得も言われぬ至福感がある。

納品も章単位だし、1人の著者の世界観に何ヶ月もの間ひたり続けるわけで、息つぎの間隔がめちゃめちゃ長い。コンスタントにがんばれる仕組みが必要。長期戦をなるべく健やかに過ごすため、週2〜3回のヨガ&ピラティス通いを自分に強いた。おかげで体調くずさないどころか、からだの柔軟性アップするわ、インナーマッスルつくわ、大仕事前よりもヘルシーなからだを手に入れられた気がする。病欠も有給休暇もない個人事業主生活も今年で10年目。ようやく「翻訳家」の道が切り拓けてきたのかも?!10年後に訳書○○冊って言えるように、今年もがんばりまーす。